不動産

SUUMO不動産売却の評判や特徴|感想や口コミ・レビューから見る活用法

SUUMO不動産売却の評判や特徴

「SUUMO」は家探しに必ず訪れるといっていいほどメジャーな不動産ポータルサイトです。
「住宅を買う」「家を借りる」だけではなく「家を売る」ときにも便利なサイトです。

「SUUMO」には959万ページ(2022.05調査時点)にも及ぶコンテンツがあり、ユーザーからのさまざまなニーズに対応した情報の発信を行っています。

この記事では「不動産売却」に特化したページ「SUUMO不動産売却」について、その特徴やユーザーからの口コミ・評判などや、サイトの使い方など不動産を売りたい時に便利な活用法をお伝えします。

SUUMO

SUUMO不動産売却の評判や特徴

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SUUMO不動産売却とは

「SUUMO不動産売却」は国内最大級の不動産ポータルサイト「SUUMO」が運営する一括査定サイトです。URLは「https://suumo.jp/baikyaku/」とサブディレクトリ型であり、「買いたい・借りたい」ユーザーの流入もあり、不動産売却に関するノウハウも掲載された豊富なコンテンツが魅力のサイトです。

(1)SUUMO不動産売却の特徴

「SUUMOとはどんなサイト?」という質問に1つ答えるとすれば、「リクルートが運営するサイト」と言えます。リクルートは、住宅リフォームのマッチングサイト「ホームプロ」の運営にもかかわる住宅業界とは親和性の高い企業です。

SUUMO不動産売却で査定依頼する不動産会社は、SUUMOと提携し不動産情報をサイトに掲載している不動産会社です。SUUMO不動産売却のサイト構成は、利用者である一般ユーザーにとって使いやすく、不動産会社にとっては有効な集客ツールになるよう改善をつづけており、役立つコンテンツは日々更新されています。

SUUMO不動産売却で、一度に査定申込みできる不動産会社は10社です(※査定可能会社数は物件所在地によって異なります)。多くの不動産会社に依頼できる便利さは、提携不動産会社が多いことが理由でしょう。

査定を実際に行う不動産会社の情報が詳しく掲載されているのも大きな特徴です。SUUMO内の会社詳細ページでは、査定会社を選択するための情報を得ることができ、たとえば次のような方法で会社を探すことが可能です。

  • 売りたいマンションの売却事例を探せる
  • 最近売却した物件の一覧から、売りたい物件が得意な会社を探せる
  • 売りたい物件の条件にあう購入希望者がいる会社がわかる

(2)SUUMO不動産売却のメリット・デメリット

SUUMO不動産売却は、下の表のようなメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
メールアドレスを入力すると電話番号は必須項目ではなくなり、営業電話に悩まされない 大手3社(三井のリハウス、東急リバブル、住友不動産販売)には査定依頼できない
一度に10社まで申込みできるので、査定会社を増やしたい時は便利 査定できる不動産の種類が「マンション・一戸建て・土地」の3種類で、アパート、ビル、店舗、事務所、農地など特殊な不動産は査定できない
不動産会社の選択がしやすく売りたい物件に適した不動産会社からの査定がもらえる  

不動産売却の際に大きなポイントとなるのは、売りたい物件の媒介を依頼するのに適した不動産会社がいかに探しやすいかです。
そのような点から言えば、デメリットはあまり気になるものはないかもしれません。たとえば「大手3社」に依頼できない点をカバーするのであれば、「大手6社」が運営する他のサイトがあります。

またSUUMO不動産売却には多くの大手も参加しており、メリットを相殺するものではありません。また査定依頼できる3種類以外の不動産の売却は、特殊性があるため専門性の高い不動産会社を丹念に探したほうが良いでしょう。

(3)SUUMO不動産売却の評判と口コミ

SUUMOは不動産ポータルサイトとしては、ホームズ、アットホームを押さえて最上位のアクセス数に達しています。(2022.05.04調査時点)

利用者が多くさまざまな情報収集や、不動産を買う・売る・借りるなどを効率的に手続きするツールとして機能しています。
SUUMO不動産売却は複合したサイト機能のひとつであり、不動産の査定依頼を含めた不動産売却の最初の入り口として評価されているようです。

評判や口コミは「SUUMO」に対するものが多く、査定や売却に特定したレビューをあまりみることはありません。SUUMO全体に対する評判・口コミは比較的良いものが多く、満足度は高いと考えられます。

ただ1点指摘したいのは『SUUMO不動産売却のメリット』にあげたことでもありますが、10件までの不動産会社に依頼可能なため、選択できる不動産会社として表示される会社数が多いことです。選択するまでに時間がかかると、逆にデメリットとしての感想をあげていたユーザーがいました。
選択肢が多いことと利用しやすさを両立できる工夫がほしいと言えそうですが、なによりアクセス数の高さがサイトの満足度を表しているのでしょう。

(4)SUUMOの運営会社

SUUMOはリクルートが運営していると紹介しましたが、リクルートと不動産業との関係について掘り下げてみます。

リクルートが住宅産業との関わりをもつようになったのは、1976年の「月間住宅情報」の創刊でした。
当時、不動産業へのイメージから不動産広告への参入には反対する意見も社内にあったそうですが、不動産広告を正しい情報媒体にすることで、家選びのすばらしさを読者に伝えたいとの想いからスタートしたそうです。
その後、不動産広告の法的整備が行われ、1996年にはインターネットサービス「住宅情報On The Net」をスタートさせました。
そして2005年には、現在の「SUUMOカウンター」になる対面でお客様に物件を紹介する「マンションナビカウンター」をスタートさせています。

このようにリクルートは40年以上もの期間、住宅を買う・借りる・売る・貸すといったユーザーへの利便性を高める事業に深く関わってきたのです。

出典:株式会社リクルート 中途採用サイト「信頼できる情報を届け、住まい選びを快適に」

SUUMO不動産売却の使い方を徹底解説

SUUMO不動産売却は一括査定サイトとしての役割もありますが、売却するさいに知っておいたほうがよい「役立つ情報」も提供しています。

ここでは売却の際に多くの方が知りたい3つのシーンについて、実際にどのようにコンテンツを読み込み活用するのかご紹介します。

(1)3つの利用シーン

SUUMO不動産売却は3つの目的に対応した機能があります。

  1. 売却価格を知りたい
  2. 価格の相場や売却の流れを知りたい
  3. 相談できる不動産会社を探したい

対象となる物件は「マンション」「一戸建て」「土地」の3ジャンルであり、事業用の不動産は対象外となっています。
約2,000社の提携不動産会社が不動産査定を入り口として、売却やさまざまな不動産に関する相談に対応できる準備をしています。

売却査定のトップページ(https://suumo.jp/baikyaku/)からは、次の6つのカテゴリーに分類される豊富なコラムにアクセスでき、専門家から役立つノウハウや豆知識を知ることが可能です。

  • 不動産売却のダンドリそして流れ
  • 売却を依頼する会社の選び方
  • 売却活動のコツ
  • 売買契約の流れや注意点
  • 不動産売却の税金
  • 買い替えするときのポイント

(2)売却価格を知りたいとき

売却価格とは、売買取引が成立する時の予想価格です。つまり「いくらで売れるだろう? 」という予想価格ですが「いくらで売りに出そう! 」という、売出し価格を決定するときの参考価格にもなります。

【手順1】
物件種別を選択し、売りたい物件の住所を所定のフォームに入力しますが、都道府県と市区郡・町名をプルダウンメニューから選択します。
つづいて物件の面積や間取り・築年数などを入力しますが、おおよそでかまいません。

【手順2】
名前・住所・連絡先を入力しますが、この際メールアドレスを入力すると電話番号は不要になります。そして査定方法を「簡易査定」か「訪問査定」かの選択をします。

【手順3】
査定依頼可能な不動産会社が表示されるので、希望する会社を選択し確認画面に移ります。確認画面で記入事項を確かめ査定申込みを完了させます。

【査定の実際】
「簡易査定」の場合は書類上のチェックと、時間があり現地まで近ければ現地確認に来る場合もありますが訪問はしません。登記事項証明書などの取得や必要な調査を行い、不動産会社内で査定事務は完結します。

「訪問査定」の場合は現地に訪れて建物がある場合は室内も確認しますので、必ず連絡があり訪問日時の打ち合わせがあります。

(3)価格の相場や売却の流れを知りたい

まだ売却するかどうかはわからない場合など、参考までに価格を知りたい時は上記の『売却価格を知りたいとき』で「簡易査定」を選択し査定を依頼します。

売却の流れについては売却査定のトップページからアクセスする6つのカテゴリーに、30のコラムが現在(2022.05)掲載されており、コラムのテーマに沿ったそれぞれの専門家が監修しています。

そのほかサイドバーの「お役立ちコンテンツ」には、住み替えの方向けの特集記事へもアクセスできるようになっており、専門家からのアドバイスをみることも可能です。

(4)相談できる会社を探す

不動産を売却するには、なんでも相談できる不動産会社に巡り合えるかが大きなポイントとなります。

売買物件の仲介会社は小規模な会社が多く、どのような会社なのか情報を集めるのが非常に難しいものです。
社長の人柄やスタッフにはどのような人がいるのか、宅地建物取引士の資格をもつ人は何人いるのか、気軽に相談できるような担当者がついてくれるのか、心配なことばかりでしょう。不動産の査定は、そのような正体のわからない不動産会社にはじめて接することになります。

SUUMO不動産売却の査定依頼ページでは、売りたいと考えている不動産のあるエリアにどのような会社があるのか、査定の申込みをする前に知ることができるようになっています。売却査定のトップページには「エリアから売る時に頼れる会社を探す」という見出しのついたコンテンツがあります。

探したいエリアを地図上でクリックし都道府県を選択すると、都道府県ごとのページに移ります。ページの一番下に掲載された市区町村を選択すると、希望のエリアで査定を担当する不動産会社が表示され、会社の詳細を確認することができるので、これまでの仲介実績や最近の取引事例など、査定を依頼する会社として適しているかを確認できるのです。

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SUUMO不動産売却の評判や特徴

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SUUMO不動産売却の活用法

SUUMO不動産売却の使い方を理解できたら、実際に査定を依頼し不動産を売るための媒介契約を締結しなければなりません。

ここでは、SUUMO不動産売却の特徴に応じた活用法をご紹介します。

(1)依頼する会社をあまり絞り込まない

査定を依頼できる不動産会社は10社(※査定可能会社数は物件所在地によって異なります)、SUUMO不動産売却の特徴の1つです。エリアによっては10社までの選択が難しい場合もありますが、大都市圏など10社以上の会社が表示される時にはできるだけ多くの会社に査定依頼をだすようにします。

10社以上が表示される場合、同じFCに加盟する会社が表示されるケースがあります。FC加盟店はそれぞれが独立した企業であり、経営方針・企業規模・人員構成などが全く異なり、査定の考え方についても共通するものはありません。

不動産会社の所在地についてはあまり考慮する必要がありません。複数の会社が同じエリアにあるケースもありますし、査定を依頼する物件とかなり距離がある場合もありますが、査定の時点ではできるだけ多くの会社に申込みを入れるようにすることが大切です。

(2)大手と地元業者の組み合わせ

SUUMO不動産売却には不動産大手の仲介会社も参加しています。

  • 三井住友トラスト不動産
  • 三菱UFJ不動産販売
  • みずほ不動産販売
  • 野村不動産ソリューションズ
  • 日本住宅流通

など大都市圏の物件では大手が査定依頼可能な会社として表示されるので、地元に密着した不動産会社に大手も加えて選択することが、査定の結果に幅をもたせ多角的な視点で物件の評価をすることができます。

  • 査定の経過と提案方法
  • 評価するポイントの見方
  • 担当者の知識レベルや対応力

このような違いを大手と地元の中小事業者とではどのような違いがあるのか、最終的に媒介を依頼したときにどのような対応が期待できるのかなど、仲介会社の選択にあたり多くの会社に接するほうが「選択眼」が養われるのです。

(3)FC加盟店で選択

不動産仲介業のフランチャイズには次のようなシステムがあります。

  • センチュリー21
  • ハウスドゥ
  • アパマンショップ
  • ピタットハウス
  • ERA
  • ミニミニ
  • エイブル
  • ホームメイト

賃貸に強いフランチャイズもありますが、店舗では売買仲介にも力を入れており、売買と賃貸を区別する必要はないでしょう。

FC加盟店はFC本部からノウハウの提供を受けており、最近はデジタル技術を応用したツールの開発・提供などもあり、FC非加盟の仲介会社とでは経営資源に差がある場合も考えられます。

そのような視点から査定を依頼するにあたり、複数のFC加盟店を意図的に選択する方法もあるでしょう。とくに売買系のFCといえる「センチュリー21」と「ハウスドゥ」は必ず加えたい仲介会社です。

(4)一般媒介と専任媒介

査定が各社から提出され査定書の比較検討を行ったのち、媒介を依頼する不動産会社を決定します。

媒介契約には3種類の方法がありますが、一般媒介契約以外の2つの契約方式は「1社だけ」を指定する方法であり、一般媒介は複数の会社を指定できます。

「一般媒介」にするか「専任媒介または専属専任媒介」にするかは、売却の希望期限や売出すときの価格帯と、1社にしぼる妥当性が高いか低いかなどいろんな視点で検討しなければなりません。

査定の過程で各社を見きわめることができない場合は、一般媒介でまず3か月間販売活動をスタートさせる考え方はあってよいでしょう。見きわめができない状態で1社にしぼるのは “賭け” の要素がありおすすめできません。それはたとえ相手が大手であっても同じです。

見きわめができる場合には1社にしぼり、信頼関係を高めながら販売活動を強化するよう働きかけます。
このような不動産会社の見きわめは実際の査定に入ってからできることもあれば、時間が足りなく見きわめできない場合もあります。
見きわめを確実にできるようにするには、査定依頼する会社を選択する前にできるだけ、売りたい物件を査定する会社をリストアップし事前にリサーチすることをおすすめします。

SUUMO不動産売却は提携している会社の情報を詳しく掲載しており、事前リサーチに役立つコンテンツを提供しています。
この点がSUUMO不動産売却の大きな特徴と言えるのです。

まとめ

SUUMO不動産売却は一般的な「一括不動産査定サイト」と異なり、不動産ポータルサイトと合体したサイトであることが大きな特徴です。そのため一般の一括サイトにはないメリットがあります。

査定を依頼する際にはSUUMO不動産売却の特徴を踏まえた活用方法がありますので、目的に合わせた使い方を知っておくと便利です。
さらに実際に査定を依頼し売却をスタートさせる時点では、売却の目的を達成できるよう媒介依頼する不動産会社を決めなければなりません。そのためにもSUUMO不動産売却の活用法を理解し、存分に活用するようにしてください。

※記事中の法律や税率などについては、2022年5月時点のものです。

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