不動産

イエイ不動産売却査定の評判や特徴|感想や口コミ・レビューから見る活用法

イエイ不動産売却査定の評判や特徴

多くの人が「どの評価サイトを使っても、売れる不動産の量は同じなのでは?」と考えていらっしゃるのではないでしょうか。

いいえ、そんなことはありません。
同じ土地や家を売却する場合でも、鑑定士や仲介契約を結んでいる会社によって販売価格が異なります。不動産を売却する際には、多くの不動産一括査定サイトを利用し、売却方法や物件に合った不動産会社との契約を結ぶことが重要です。

そこで今回は、一括査定サービスのひとつである「イエイ不動産売却査定」をご紹介します。これから不動産の売却を考えられている方、この記事を是非参考にしていただければ幸いです。

イエイ不動産

イエイ不動産売却査定の評判や特徴

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イエイ不動産売却査定とは?

「イエイ不動産売却査定」は、複数の不動産会社に無料で査定を依頼できるサービスとして2007年に開始しました。
国内の大手企業から地域に密着した大手不動産会社まで、1000社の中から最大6社を選び、評価価格を比較できるのが特徴です。

イエイ不動産売却査定はセカイエ株式会社が運営しています。
セカイエは、オンラインリフォームサービス「リノコ」など不動産関係の多くのサービスを提供しているベンチャー企業です。

(1)大手インターネット企業グリーの子会社が運営

インターネットメディアやeコマースソフトウェアの企画・開発、関連事業を展開する企業、それがセカイエ株式会社です。大手IT企業であるグリーの子会社にあたります。
不動産関連メディアの立ち位置であるセカイエ株式会社は、イエイ不動産売却査定のほか、土地利用やリフォームに関するサービスも展開しています。

イエイ不動産売却査定自体はもともと株式会社Qが運営していましたが、2016年にセカイエ株式会社に権利が委譲され、以後このサイトはセカイエが運営しています。株式会社Qは、インターネット広告やメディア管理事業などのIT関連サービスも提供していました。
つまり、イエイ不動産売却査定は、もともとITに強い会社が立ち上げ、メディア管理が得意な会社であるセカイエ株式会社が利用拡大した不動産一括査定サイトなのです。

(2)利用者数400万人を突破した老舗一括査定サイト

大手不動産会社から地元密着型の不動産会社まで、多くの企業と連携しているイエイであれば、不動産売却の際、最適な不動産会社を見つけられるでしょう。その便利さは、利用者数400万人越えが証明しているのではないでしょうか。

セカイエ株式会社は、土地利用計画比較サイトやオンラインリフォームサービスの開発も行っています。しかし、やはりベンチャー企業であるため、他の不動産一括査定サイトに比べて規模はやや小さい部分はあります。

(3)「イエローカード制度」が安心の印

イエイは、悪徳な不動産会社を排除するために「イエローカード制度」を導入、ユーザーからの苦情が2回発生した場合、提携解除となるシステムとなっています。

これによって、不動産一括査定サイトのデメリットのひとつである「悪徳不動産会社に遭遇する可能性」も最小限に抑えられるといえるでしょう。

(4)イエイ不動産売却査定基本情報

サイト名 イエイ不動産売却査定
URL https://sell.yeay.jp/
運営会社 セカイエ株式会社
設立 2008年
対応している物件種別 戸建て
マンション
店舗・倉庫
ビル
工場・倉庫
農地
投資用物件
土地等
提携不動産会社 約1,700社以上(2022年2月時点)
査定依頼可能な数 最大6社
査定依頼時間 最短60秒程度
査定料 無料

イエイ不動産売却査定のメリット

それではイエイ不動産一括査定サービスを利用した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?

大きくは下記の6つのメリットがあります。

  • 大手から地域密着型まで1700社以上の不動産会社と提携
  • イエローカード制度
  • お断り代行サービス
  • 問い合わせサポートの充実性
  • 多くの不動産タイプをサポート
  • 短い査定時間

それぞれ詳しく解説します。

(1)大手から地域密着型まで1700社以上の不動産会社と提携

イエイは、大手から中小の地元密着型の不動産会社まで、1,700を超える企業とパートナーシップを結んでいます。(※2022年2月現在)
この数は業界でもトップクラスであり、幅広い分野の不動産会社と出会える可能性を秘めています。

「大手企業と地元密着型の違い」を比較したい場合でも、両方に同時に査定依頼し比較することで、自分に合った種類の不動産会社を選択できます。

また、田舎の物件を売りたい人にとってもメリットがあります。
地方エリアには不動産会社が少ないため、提携企業が少ない一括査定サイトだと対象となる不動産会社が少ない可能性があります。
そういう点でイエイは下記の通り、大手の提携企業が多いことから、田舎の物件であっても多くの企業に見積もり依頼、比較できる可能性が高くなります。

大手提携企業の代表例
  • 三菱地所ハウスネット
  • 野村の仲介+
  • 京王不動産
  • 近鉄不動産
  • 三井のリハウス
  • 住友不動産販売
  • ピタットハウス
  • 京急不動産
  • 東急リバブル
  • センチュリー21

(2)イエローカード制度

一括査定サイトでは査定後にしつこく勧誘する、利用者に損害を与える悪質行為を行う不動産会社も少なからず存在します。
イエイはこういった企業に対し提携解除するイエローカード制度があるのもメリットの1つです。

具体的には利用者からの苦情が2件発生すると、提携解消する仕組みです。
これにより、不動産一括査定サイトのデメリットのひとつである「悪意のある不動産に遭遇する可能性」も最小限に抑えられていると言えます。

残念ながら一部の不動産会社では、利益追求を求めすぎた故にユーザーに不利益が及ぶ対応または勧誘するケースが見受けられます。
このような悪意のある企業からユーザーを保護するため、逆に言えば提携企業が優良な不動産会社のみにするため、イエローカード制度を導入しています。

(3)お断り代行サービス

一括査定サービスを利用すると、どうしても不動産会社の営業担当者から営業電話が頻繁にかかってきて、その対応のために売り先を決める前に疲弊してしまうケースが多くみられます。あらかじめこういう状況を想定し、一括査定サイトを敬遠される方もいらっしゃるでしょう。

そういったことを想定し、イエイはお断り代行サービスを提供しています。
「しつこい電話は嫌だ」「熱烈な営業担当者には断りづらい」などの悩みを抱えている方でも、ストレスを感じることなく査定依頼できます。

また、イエイに連絡するだけで、複数の会社にまとめてお断りできるため、時間と労力がかからないというメリットがあります。

(4)問い合わせサポートの充実性

イエイでは、電話や対面、メールで無料相談ができるサポートデスクを設置しています。
不動産一括査定サイトはネットを利用して行われているため、その不透明感に不安を感じる人も少なくないでしょう。しかしイエイを使えばそんな不安を解消できるのです。

尚、サポートデスクの対面相談は、事前の予約が必要です。スムーズに相談するためにも、必ず事前に予約しましょう。

(5)多くの不動産タイプをサポート

YAEが一括評価できるのは個人の土地や一戸建て住宅、マンションだけとは限りません。

イエイ不動産一括査定サービスは、次のようなさまざまな不動産をサポートしています。

  • 分譲マンション
  • 一戸建て
  • 土地
  • ビル1室
  • マンション1棟
  • アパート1棟
  • ビル1棟
  • 工場や倉庫
  • 店舗や事務所
  • 農地や畑、田んぼ
  • 山林

近年コロナウイルスの影響で、農地や工場、倉庫など、事業目的で所有している物件をできるだけ早く売却して資金を調達したいという事業主が増加しています。
査定対象物件の種類が豊富なイエイを利用すれば、売りたい物件を得意とする不動産会社へつないでくれることでしょう。

(6)短い査定時間

イエイのもう一つのメリットは、短時間で査定できる点です。
査定に時間がかかると、貴重な売却機会を逃してしまう可能性があります。

イエイのスピード診断を使用すれば、約60秒で査定が完了します。
必要なのは決まった項目を入力するだけなので、時間と労力を節約できます。

イエイ不動産

イエイ不動産売却査定の評判や特徴

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イエイ不動産売却査定のデメリット

多くのメリットがあるイエイ不動産一括査定サービスですが、少なからずデメリットもあります。

具体的には下記の5つになります。こちらも詳しく説明します。

  • エリアによって利用できる不動産会社にばらつきがある
  • コンテンツが少ない
  • 営業電話の増加
  • 電話窓口がない
  • 知識・経験値が少ない

(1)エリアによって利用できる不動産会社にばらつきがある

イエイ不動産一括査定サービスは1,700以上の不動産会社と提携していますが、対応できる不動産会社がエリアによってばらつきがあり、場所によっては評価できる不動産会社が6社に満たないケースがあります。

イエイを介した評価依頼の数が少なすぎる場合は、他の一括査定サイトなどを併せて利用することをおすすめします。一括査定サイトはサイト毎で得意とするカバーエリアや、地域ごとの提携企業数が異なるため、比較対象企業を増やせる可能性があります。

(2)コンテンツが少ない

イエイのサイトはシンプルなつくりですが、一方で他社のサイトで見られるような相場マップやコラムなどの情報は他のサイトと比べ少なくなっています。

大多数のユーザーは査定が目的でイエイを訪れていると思いますので、こういったコンテンツがなくとも問題ないと思いますが、周辺の市場価格のまとめが分かると便利であり、他社ではコラムを読みながら楽しめたという意見はある程度あることから、この点もデメリットと呼べるでしょう。

イエイをメインで使っている場合でも、このようなコラム記事などの情報を閲覧するため、他のサイトも参考にすることをおすすめします。

(3)営業電話の増加

これは、イエイだけでなく、不動産の一括査定サイト利用時の共通するデメリットですが、多くの営業電話・勧誘電話を受ける可能性があります。
不動産一括査定では、複数の企業を同時に査定することができますが、不動産会社の観点からは、他社と競合となっていることを意味します。
そのため、不動産会社はライバルに追いつくために必須に営業する必要があるわけです。

イエイはイエローカード制度を通じて悪意のある企業を排除しようとしているので、悪質ほどの電話回数にはならないでしょうが、それでもある一定数の電話は覚悟する必要があります。
あまりに酷い電話回数である場合は、イエローカード制度を使用してイエイに報告し対策するようにしましょう。

(4)電話窓口がない

前述通り、イエイには非常に優れたサポート体制があります。
ただし、これらのサポートは電子メールベースであり、電話による対応はしていません。

専門スタッフが24時間年中無休で返信してくれるので大きな問題はないと思いますが、万が一急ぎの事態が生じたときは対応が遅れる可能性がある為、この点では少し不便を感じるかもしれません。

(5)知識・経験値が少ない

不動産会社が最も、不動産売却の知識、経験、ノウハウを持っていることは自明の理でしょう。

しかしながらイエイ不動産一括査定を運営するセカイエは、不動産会社ではなくWeb制作会社です。そのため、HOME4Uなどの大手不動産会社が提供する不動産販売査定サービスと比べると、イエイの不動産に関する知識はやや劣っているといわざるを得ません。
この点はイエイのデメリットと言えます。

ただし、イエイはサポートデスクにも専任スタッフを配置しており、一般的な不動産売却に関する相談に十分対応できます。初めて不動産売却する方であれば、イエイのサポートスタッフはとてもたよりになるはずです。

また、逆に不動産会社に聞きにくいことでも手軽に聞ける部分もあるため、よくわからない場合はまずサポートデスクに相談の上、次に不動産会社に相談、といった流れをおすすめします。

このように、不動産会社が聞き取りにくいことでも先にイエイに相談できる点は逆にメリットといえるのかもしれません。

イエイ不動産売却査定にマッチした人は?

イエイ不動産売却査定は、このような方におすすめです。

  • 大手と地域密着型の不動産会社を比較して選びたい方
  • 不動産会社のしつこい勧誘に不安を感じている方
  • オンラインだけでなく対面でも相談をおこないたい方
  • 平日の日中は忙しい人
  • 畑や田んぼ、山林、農地を売却したい人

イエイ不動産売却査定の口コミ

イエイ不動産売却査定を利用した人は、どのように感じたのか?インターネット上の口コミや評判について紹介します。

(1)イエイ不動産売却査定の良い口コミ

まずは、ネット上の良い評価から紹介します。

  • 高額売却できた
  • 老舗で信頼できる
  • サポートデスクが非常に便利で対応が丁寧

(2)イエイ不動産売却査定の悪い口コミ

イエイ不動産売却査定の残念な口コミや評判は、主に以下の3つです。

  • 査定額が相場より低かった
  • スタッフ対応があまり良くなかった

イエイ不動産売却査定利用に関する注意点

最後にイエイ不動産売却査定を利用する際に注意すべきポイントと対処法について紹介します。

<注意すべきポイント>

  • 査定申し込み後は営業電話に応対する必要がある
  • 対応不可地域もある
  • 他サイトと比べ、特典が少ない

(1)査定申し込み後は営業電話に応対する必要がある

イエイにはお断り代行サービスがありますが、利用できるのはあくまでも1回目の営業連絡を受けた後です。
したがって、査定後最低1回の勧誘電話を受けることは覚悟しなければなりません。6社一括で査定依頼した場合、最低6社分の勧誘電話を受ける必要があります。

ただし、査定依頼段階での勧誘電話を避けることは可能です。
アンケート記入時に連絡はメールのみ対応可能としておきましょう。 こうすることで勧誘電話に時間を浪費することを回避できます。
それでも不動産会社から電話がかかってくる場合は、イエローカード制度で通報しましょう。

また勧誘の電話を受けた場合でも、あらかじめ上手に断る方法を知っていれば、すんなりお断りできるかもしれません。あらかじめ断り方を準備しておくようにすることも一つの手です。

(2)対応不可地域もある

イエイは1,700以上の不動産会社と提携しており、比較的広いエリアをカバーしていますが、万能ではありません。エリアによっては提携不動産会社がなく、査定できないケースもでてきます。

これはどの一括査定サイトでもあり得る話です。
対策として複数の一括査定サイトを併用するとよいでしょう。ただ同時に多くの一括査定を申し込めばその分、営業攻勢をかけられますので、優先順位をつけておき、イエイで査定できなかったら次はどのサイトで、ということをあらかじめ決めておくとよいでしょう。

(6)他サイトと比べ特典が少ない

他の不動産一括査定サイトと比較すると、イエイが提供する売却後の特典はそれほど多くないと言う方もいます。
ただし、これは利用可能な特典が全くない、という意味ではありません。

2021年にイエイは、イエイで不動産売却された方に最大10万円相当のギフトカードをプレゼントするキャンペーンを実施していました(現在は終了)。

今後も同様のキャンペーンや特典が出てくるケースもあり得ますので、こまめにチェックするとよいでしょう。

まとめ

今回は、イエイ不動産売却査定についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

イエイ不動産一括査定は大手グリーの子会社であるセカイエ株式会社が提供するWeb開発企業のサイトとなります。
不動産会社と比べ専門知識部分では劣る部分もあるでしょうが、逆にWeb会社の強みや考え方を用い、安心、安全な一括査定サイトとなっています。

不動産売却を検討されている方は、この記事を参考にイエイ不動産一括査定サイトの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

※記事中の法律や税率などについては、2022年5月時点のものです。

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